第四回 教えて!多数ある緊縛調教方法の種類
緊縛調教で縛り方といえば色々ありますが、もっとも有名なのは亀甲縛りじゃないでしょうか?
人によって違うと思いますが、私の場合亀甲縛りから緊縛を覚えたので
同じような人もいるんじゃないでしょうか?今回は緊縛の仕方の基本的な種類を解説していきます。
上半身(主に腕)主体の縛り方
- 高手小手縛り
- 最も一般的な縛り方の一つ。
後ろ手に組んだ腕の手首を肘より上に縛り、胸の上下に胸縄を巻く。 - 片手小手縛り
- 一方の腕のみを背後に回し固定、首縄と胸に回した縄で上半身を縛る。
片手が自由になるために何かさせるための縛り方。 - 合掌縛り
- 背後に回した手を合掌させて固定する縛り方。体が柔軟でないと難しい。
- 鉄砲縛り
- 片腕を肩の上から、もう一方を側面から背中にまわして縛る方法。
鉄砲を背負う形に見立てている。 - 後頭両手縛り
- 両手を頭の後ろで組んだ状態で縛る縛り方。西洋では服従のポーズ。
全身の縛り方
- 海老責め
- 足は座禅を組ませ、そのまま正面から頭を足に近づけ固定する縛り方。
体を海老のように曲げるためこう呼ばれる。元は江戸時代の拷問。 - 逆海老
- 上半身を縛り上げ、足は背中から頭に近づける縛り方。エビとは逆に背中を反らせるためこの名がある。英語ではhogtie(豚を吊るす縛りの意)という。
- 座禅縛り
- 座禅を組んだ状態で足を縛る方法。通常手は背中側に固定する。
足首と首を近づけて縛れば海老責めとなる。
また、前に倒せば座禅転がしになる。 - 蟹縛り
- 左の手首と左の足首、右の手首と右の足首を
それぞれ別々に束ねて縛り、四つんばいにする縛り方。 - 亀甲縛り
- もっとも有名な縛り方。首にかけた二つに束ねた縄を股間から背中に回し
余った縄で手首を固定し、正面の縄を開くように固定する。
その際に胸のあたりに六角形を作る。縄目が美しいので見栄えがする。
手首を縛らずに飾り縄としても用いられる。 - 菱縄縛り
- 亀甲縛りと似るが、正面の縄目が六角形ではなく菱形を作るように縛る。
- ホグタイ
- 両手首及び両足首を、一つにまとめて縛り上げる事を言う。なお、厳密には後ろ手のみをホグタイと言うが、場合によっては前縛りでもホグタイと言う事もある。
ホグタイについて
ホグタイの縛り方としては、様々な方法があり、一番基本的な物ではロープを使い
後ろ手に縛り上げた後、そのまま両足を縛り上げるというものである。
この場合、両手首と両足首が密着する程縛ろうが、それなりにゆとりを持っていようが、
手と足を縛っている物(この場合はロープ)が繋がっていれば、それはホグタイとなる。
またロープ以外にも、拘束具や複数の手錠・足錠を使用する事もある。粘着テープを使う場合もあり
これは最も安価で使用しやすいホグタイである。しかしこの場合は
手首と足首を繋いでいるのも粘着テープの為、手首足首のテープを剥がす事は困難でも
繋いでいる部分は力を込めれば引きちぎる事が可能である。
なので、上記のロープや手錠と併用する事もある。一風変わった方法では、脚を縛ったロープを
手と共に首に回し、逆エビ反りにされた痛み・苦しさから足を伸ばそうとすると
今度は首が絞まってしまうという責め方も存在する。
いずれにせよ、趣味としてのSMの世界や、実際の事件での被害者であっても
通常の拘束よりも自由を奪われてしまうものである。
以上、基本的な縛り方の一覧です。
他にもまだまだありますが、まずは上記の縛り方をマスターしてからでないと
次の段階に進むのは難しいと思われるので、とりあえず上記の縛り方をマスターしましょう。