第五回 ダルマ女の本当の原典?「オルレアンの噂」
ユダヤ人が経営するブティックの試着室で若い女性が催眠薬の注射を射たれて
店の奥地下を通って海外に売り飛ばされるという事件である。
この噂がオルレアン中に広まり街中大パニック状態となった。
噂を聞いた人々がそのブティックに集まり、マスコミがそれを取り上げた事で
「オルレアンの噂」と呼ばれるようになり、しかし誰も真実は知らなく「噂」となっている。
1969年、フランスのオルレアン地方で
「ブティックに入った女性が次々と行方不明になる」という噂が流れる。
疑惑の店舗は6軒で、その全てがユダヤ人が経営している、と続いた。
実際にはそんな事件は発生していなかったのだが、民衆はユダヤ人に敵意を示し
暴動寸前の事態となるが、「この噂は反ユダヤ主義者の陰謀だ」と
新聞が報じると事態は鎮静化に向かった。
しかし、この報道も事態を鎮める為に作られた対抗神話である可能性が指摘されている。
「人が忽然と消える話」は、日本の神隠しをはじめ、世界中に古来から存在するが
その舞台が「ブティック」に限定されたのは、この事件の影響であると考えられる。
他にも同じ様な都市伝説の例をあげると
とあるブティックの試着室に入った女性が、いつまで待っても出てこない。
一緒に来た夫や彼氏、友人が店員に尋ねても、「そんな客は来なかった」と返されてしまい
結局行方不明になってしまう、というもの。
行方不明者のその後には、様々なバリエーションがある。
売春宿、闇奴隷市場:「だるま女」・「中国奥地の達者」につながる場合も。
臓器売買:闇組織の関与が示唆される。人肉売買:「隣の肉屋に巨大な肉の塊が」などと続く。
スウィーニー・トッドなどの殺人鬼譚と関連付け。いずれも「海外旅行中の事件」とされることが多い。
この都市伝説は「オルレアンの噂」と呼ばれる事件が発端とされる。
しかし、この女性誘拐のうわさは、まったくの事実無根で被害者はいなかった。
と言う風にオチを付けられているが、個人的にはそれはタダの隠蔽な気がしてならない。
騒ぎを収める為につかれた嘘なのかもしれない。真偽は事件当事者にしかわからないだろう。
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達磨女特集 目次
- 都市伝説!達磨女とは?
- 亜種が色々な達磨女のストーリー
- ダルマメールとは?
- ダルマ女の本当の原典?「オルレアンの噂」
- 実際にだるま女なんているのか?
- 日本で起こった達磨女と思われる事件について
- 狂気!人体改造フェチの心理とは
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